現在のベトナムの90%以上の建物は鉄筋コンクリート造でつくられています。
近代に鉄筋コンクリート造が持ち込まれるまでは、主な構造形式は木造でした。
その他の構造として山岳部の少数民族の住居などで版築(はんちく)が採用されています。
版築(はんちく)というのは土をつき固めて壁を作る方法です。
上の写真は7年ほど前にハザンという中国国境付近の省に行ったときのものです。
木造高床の住居の妻側にだけ版築の壁が建てられています。
なぜこの部分にだけ版築で壁が建てられているのか不思議で写真にうつっているおばあちゃんに聞こうとしたのですが、おばあちゃんは自分たちの民族の言葉しか話せず断念しました。いまだに謎です。
ハザンはいろんな種類の少数民族の村がある地域で今でも民族衣装を着て生活しているひとがいますし、建物も彼らの伝統的な高床式のものがおおいです。
ぜひもう一度行ってみたいところです。
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