ベトナムは長距離鉄道はありますが、都市鉄道がありません。現在ハノイとホーチミンで都市鉄道の建設が進められています。
ハノイでは日本、フランス、中国などのODAを主な資金源にして、現在中国がすすめるハノイ南部のベッドタウンとハノイを結ぶ2A線とフランスがすすめる西部郊外と中心部を結ぶ3号線の工事をおこなっています。2A線は昨年末に試運転もしており間もなく開通かというところです。
ホーチミンでは地下鉄の工事がすすめられていて、先日メインのトンネルがつながったというニュースが流れました。
でも残念なのはその工事のためにおおくの街路樹が切り倒されていることです。
写真は日本人でにぎわうKim Ma通りにあるトゥーレー湖です。今は現場小屋がたっているところはかつては大きな街路樹が立ち並び、湖畔で夕涼みをする市民の憩いの場所でした。
ホーチミンでは先日いったときにTong Duc Thang通りの街路樹がまったくなくなっていて驚きました。以前は大きな街路樹が道路に影をつくってくれていたのですが、今は太陽が直接照りつけています。周囲の気温も上昇するでしょう。
メトロができたり地下鉄ができたりすることで、市民の利便性、渋滞解消などさまざまな利点がありますが、建設過程で失われていくことにももう少し気をつけるようにしないとあとから後悔するかも、、と思いますが、急上昇しているときにはなかなか難しいことだとも思います。
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