ベトナムでレンガはもっともポピュラーな建築材料のひとつです。
現在建設されている建物の構造はほとんどが鉄筋コンクリートのラーメン構造(柱、梁、床を主体構造とするもの)ですが、壁は内壁も外壁もほとんどレンガでつくられています。日本の耐震壁という概念がありません。
ベトナムで流通しているレンガはほぼ焼成煉瓦ですが、燃料の高騰や環境保全のためにベトナム政府は非焼成レンガを増やそうとしているようです。
[ニュース] ベトナム:工商省(MOIT)不焼成煉瓦生産の拡大を目指す
https://goo.gl/XdciVi
写真は7-8年前にハノイ中心部から車で1時間ぐらいのところで撮影したレンガ工場です。
最近ではハノイ市近郊では見かけなくなりました。10数年前はコウザイ区あたりにもあったそうですが、年々郊外に移動されているようです。
現在の建築ラッシュで需要が高まっている一方で、生産地は都心から遠くなり運搬にかかる燃料もおおくなるので、大気汚染の進行もより深刻になっています。
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